2021,01,14

「ザ・コミールール 元FBI長官の告白」をケーブルテレビで見ました


 前後編で3時間あまりのドキュメントドラマです。時はまさにヒラリーとトランプが時期大統領の座をかけて闘いの真っ最中からドラマははじまります。ヒラリーのメールの問題が浮上しコミーのチームは調査を開始。世論はほとんどヒラリーの圧勝でしたがメール問題などロシア疑惑もある中コミーは自身の仕事に忠実であろうとして苦悩しますが、徹底した調査の結果ヒラリーの疑惑は解消したかにみえます。そんな中プーチンと距離を縮めるトランプはロシア国内でのトランプタワーの複数建設を約束し、かつてオバマ大統領夫妻が泊まったホテルのベッドに複数の売春婦を呼びあろうことかおしっこをさせてオバマを穢した、という事実をつかみます。いよいよ投票日にあと1週間と迫った時ヒラリーのメールがまだ残っていたことがわかりコミーのチームはどのように処理するかで議論します。「今そんな問題を出せばトランプに有利なことになる、このままやり過ごしましょう」という意見また「もし後でその事が発覚したら意図的に選挙を操作したと思われる」など真っ二つに意見が分かれます。いよいよ女性大統領の出現かとまちわびる人たち、特にコミーの奥さんとお嬢さんには泣いて頼まれますがコミーはFBI長官としての自負を持って調査を決断します。そのことがトランプには自分の後押しをしてくれた、と誤解され重用されることになるはずでしたがこのあと突然解任されます。コミーのチームも解任、辞任などで崩壊。なぜか!?ロシアでの売春婦の1件を「もみ消してくれ」と頼んだトランプに「それは事実ですから」と応じなかったコミーの仕事への忠誠心でした。ホワイトハウスのなかでも外でも良識のある人たちにとっては「トランプが大統領になる」ということはあまりに許し難くつらいことであった、のだなぁということがよくわかるドラマでした。この間のトランプの振る舞いを見れば、大国の大統領としてふさわしい人物ではなかった、ということが改めて浮き彫りになりました。それでも7千万票、、、、、!うーん。
 空のドラマ 12月31日の写真です。