2006年02月01日(水)
アルピニスト野口健さんの楽しいおはなし
議員の研修会で野口さんのお話を聞く機会を得た。 エベレストや富士山の環境浄化にとりくみ、具体的なゴミ拾いをおこなっている、ということは知っていたが『半分はおあそびのようなものか』としか思っていなかったので、おはなしを聞いて驚いた。 まず、すこしも悪びれずに、こんなことをはじめようと思っていなかったこと、環境云々と肩書きにあるが恥ずかしいと思っていること、などと前置きし、遭難したり身体を悪くしたり、仲間を亡くしたりするなかで体験した、壮絶ともいうなかみに驚かされた。雪崩にあって死んだ人はその雪崩に含まれる刃物のような、しかも冷蔵庫ほどの巨大な氷の片で身体がスパッと切断されてしまったことがあるとか、となりを登っていた仲間が極度の緊張に耐えられず発狂して、自らクレバスに飛び込んだり、エベレストの山にはゴミがすごいが人間の遺体もごろごろしているとか、酸素を吸入しながらの登山でも頭痛やだるさに痛めつけられるとか、登頂できずに帰れば、ぼろくそに言われるとか、恐ろしいようなおはなしだった。 しかし、野口さんの語り口は軽妙でたのしく気さくで、深刻な話なのにとても楽しんできくことができた。 外国人の仲間はベースキャンプで暇のある時間にゴミ拾いをしよう、と言い出し『健もやるだろ?』と聞かれ『NO』といえずつい『オフコース』と答えてしまった。あーあ。と思いつつゴミを拾っていたところ日本の登山隊のマナーの悪さに驚いた。そのとき外国人から『日本の登山隊の問題ではない、これが日本人なんだ』と言われたことが今の活動につながったというところは考えさせられた。環境をよくしていくためにさまざまなことがあり、わたしも環境学習に力をいれているが野口さんの活動に勇気づけられた。 それぞれの立場でがんばっていきたい。
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