1年ぶりに一般質問をしました!
副議長職にあるときは、もし何か起きて議長に交代し議長席に座らなければならないかもしれないということで一般質問を控えてきましたが、ようやく1年ぶりにまた本会議で質問席に立つことができました。
いつもノートに書き溜めてあるさまざまな問題からどれをどのように組み合わせ、また、タイミング的に何がよいか、足元の事案と中長期に立った問題提起、わたしが最も重要と考える「市民の視点と立場」に徹底して立つということなどから今回は、
環境都市宣言10周年をむかえて見えてきた成果と
職員と市民のやる気を結ぶ市民協働のありかたの2点について質問しました。
特に、市民協働については、わたしは当選以来徹底した市民参加を提言してきました。議員となって一期目のはじめに「市民参加の必要性」を問題提起した際、古参の議員2名の方からお叱りを受けたことを思い出します。
「市民なんかを会議の場に混ぜたら大変なことになるよ。まとまりがつかなくなってどうにもなるもんじゃない、もっとよく考えてものを言え」と。
当時わたしは政治スクールに通ったり、勉強会に参加したり、何冊もの本も読んで学び、時代の流れや地方自治のありかたについては「市民」を抜きにした政治はこれからはありえないという結論に達していました。その後、今思えば当たり前のことだが市民参加は市民参画へそして協働へと進化してきた。現在綾瀬市のさまざまな計画づくりに市民参加ではないものほとんどないといってよい時代になりました。
市長の施政方針でも市民協働はその他の政策のトップにあります。
これからのまちづくりはその認識失くしては進まないと思っています。
環境都市宣言10周年をむかえて見えてきた成果と課題
安藤:綾瀬市では環境条例を策定し環境基本計画、行動計画を策定してきました。
この間、市民参加で行い、推進母体として多少の紆余曲折を経て行政・企業・市民が一体の「あやせ環境ネットワーク」が昨年設立され、まさに市全体で環境都市としてまい進する活動体となりました。私はこのことを成果の大きなものだと評価しています。
課題は、温暖化防止のためのCO2削減計画ができていないことです。平成19年に私は「省エネルギービジョン」の策定を質問し、「検討する」という回答はあったものの進んでいません。
今回市長から明確に「計画の策定をする」旨の答えをひきだすことができました。
答:市としてもこのことは大きな課題としてとらえているとの認識もお聞きできたので今度はまちがいなく進むものと思いますが、この計画は本当に大変です。
企業や市民生活はもちろん交通政策、農業政策、まちづくり、教育などあらゆる政策を横断し全体と細部にわたって詰めてなければならないし、さらに市民参加も必要です。
また計画策定の前段階に現状の把握も広範囲にわたり必要です。費用もかかるので「省エネルギービジョン策定に際し補助金を受けられるシステムを活用してはどうか」ということも以前に提案をしています。
環境市民部から「環境部」として独立し環境保全課から「環境政策課」として脱皮しました。
見上市長の時代に機構改革の中に「環境」という部署がないことを指摘し、市民部の頭に「環境」をいれてもらいました。また、笠間市長になってから環境保全課の下に環境政策担当があるのはおかしいと指摘しこのほど晴れて「環境政策課」が誕生しました。
『政策課』はなにをするのか、市長の考えはじゅうぶん伝わっているのか今後の仕事に期待したいと思います。
職員と市民のやる気を結ぶ市民協働のありかた
安藤: 「市民協働」という言葉は比較的新しいものだが、形としての市民協働は古くから行われてきた。自治会の活動や子供会など現在市から補助金を得て活動している所や公園愛護会や防犯パトロールなども協働といえる。一方で、きらめき補助金を得て公共に資する活動をおこなう市民活動の存在も元気いっぱいに活動している。
このような中、市長は「市民協働の到達点としての社会をどのようなものと捉えているか。
そしてそのような社会にするために今後どのように進めていくのか。
現状の把握とともに質問してみた。
答:さまざまな協働のかたちがあるとすればその整理がまず必要である、という質問には「整理はする」と回答。
また、これから職員とともにいろいろな協働の事業提案をしていくためには現行の条例では不備があることを指摘し、「条例の改正または新条例の策定をする」というお答えをいただくことができた。
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